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いつもマメにコメントを下さるツカゴロウさんからの絶大なるリクエストにお応えして‥‥。

ん?リクエストなんてしてない?!

ボストンマラソンの話というよりボストンマラソンから思い出された拙走自身の話になってしまうのですが、書いてみたいと思います。



本題に入る前に一応元となった記事のリンクを貼っておきます。

前回ブログ「伝統」
http://tyostfn42195.blog.fc2.com/blog-entry-37.html


  ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆


2013年4月のボストンマラソン。

ゴール付近で爆弾テロが起こり、3人の尊い命が奪われ、180人以上が負傷するという痛ましい事件が起こりました。

当時まだ拙走はランニングを始める前の時期。

事件に大きな衝撃と憤り・悲しみを受けましたが、それはあくまでも一市民としてのもの。

ランナーとしての視点は正直持ち合わせておらず、マラソン大会で起きたというより合衆国の都市で起きたという事実に対するインパクトの方が大きかったです。

今思えば、そんな自分を恥ずかしいとも思ったりします。



それから約半年後の9月末、拙走のメールボックスに東京マラソン当選の通知が舞い降りました。

さらにそこから5ヶ月後、大会本番前々日にEXPOで渡されたナンバーカード一式の中に、想定に無かったシリコン素材の蛍光グリーンの輪っかが入っていました。

その輪っかはブレスレット。
表面には大会名と共に「SAFE & SECURE」の文字が刻まれていました。

そうです、大会の安全を祈念するものだったのです。



そして東京マラソン当日、もちろんせっかくなので右手首に付けて家を出てスタートエリアに向かったのですが、到着直前でそのブレスレットが無くなっていることに気付きました。

どこかで落としてしまったようです。

思い当たるのは・・・新宿駅から東京都庁に向かう途中。

歩きながら上着を脱いだのですが、その時に手首から外れたのでしょう。



“あぁ、失くしちゃった”

そんな残念な気持ちになりつつ、取り戻しようもない、落としたものは仕方ない、と諦めかけました。



だけど記念すべき人生初マラソン。

後ろ髪を引かれる思いで走るのはイヤだと思いました。



そこで目前まで来ていたセキュリティゲートに背を向け、再び新宿駅に向かって歩き始めました。

目の皿のように広げて地面を凝視しながら。



スタートエリアに向かって進む無数のランナーに逆行して歩くこと150メートルほど、歩道上にポツンと佇む物体を発見。

レンガ色の歩道の上で蛍光グリーンの輪っかはよく目立ちました。



やったー!



喜んで拾い上げてみると、多くの人々に踏み付けられたと思われるそれは黒ずんでしまっていました。

でも逆に、そんな姿になってでも自分の手元に戻ってきてくれたことで更なる愛着が湧きました。



その東京マラソンのスタート地点に着いて、それまで見たことの無い人数のランナーに囲まれたとき、ボストンでの悲劇を初めてランナーとして思い返すことができたのでした。

遅まきながらあらためて心を痛め、そして無事走れることが当たり前なことではないということを強く感じました。



共に初マラソンを有明・ビッグサイトまで走り切ってくれた『みどりのわ』は、今は計測チップと共に遠征用バッグに大切に取り付けています。

市民スポーツの祭典が凶行の的になるという未曽有の出来事へ馳せる思いと、今自分が平和の中で走らせてもらえていることへの感謝の気持ち、いつまでも忘れずにいたいと思います。

みどりのわと計測チップ


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4月18日、WMM(ワールドマラソンメジャーズ)のひとつ、ボストンマラソンがテレビで生中継されました。

と言ってもご覧になった方は少ないと想像します。

放送されたのは地上波ではなく、フジテレビ系列のCS局です。

レース全体の観戦レポや分析は拙走みたいなド素人がやっても仕方ないのでその道の方々にお任せするとして、激安焼酎的なかなり偏ったお話をしたいと思います。



伝統のボストン、今回は何と第120回でした。

日本からも多くの参加があったと想像されますが、その中にはメキシコ五輪(68年)のマラソン銀メダリスト・君原健二さんも出場者のお一人でした。

結果は完走!

記録は4時間53分14秒、見事なSUB5です。

御年75歳ですからね~全く想像つかない世界ですが、これだけ走り続けられる身体を維持することは並大抵のことではないでしょう。



実は君原さん、今回は主催者からの招待で走っておられたのです。

もちろんエリートランナーとしてではありません。

50年前の大会優勝者としてです。

何とも《粋》ですよねぇ~。



そして拙走がさらに感動したのが、君原さんのゼッケンナンバー。



【1966】



気付きました?

今年が2016年、その50年前が1966年・・・そう!これって君原さんがボストンで優勝したその年なんです!

そこには勝者の栄誉への敬意を感じましたし、その根底に大会の伝統への誇りがあるからこそ為せる業なんだろうなぁって思いました。



日本じゃなかなかこういうことは無いですよね。

ここまで粋な用意をする大会って何だかとっても良いなぁ~と、しみじみ感じ入ってしまいました。



これまで海外の大会の出場にはさほど興味を抱かなかった拙走なのですが、今回の中継を観て少し考えが変わりました。

でもせっかくなので、出るならこの大会の歴史や伝統をちゃんとお勉強して、その場に立てることの感激にドップリと浸かりながら走りたいですね。

実現するのは一体いつになるやらさっぱり分かりませんが、そのためには「ボストンクオリファイ」と言われる高い次元での走力を維持していかなくては・・・。



最後に、君原さんが走った後に語ったコメントをご紹介したいと思います。

素人から見ると「え?優勝の喜びと同じなんてことはないでしょう?!」と思ってしまうけど、でもきっとこれがご本人の偽らざる、そして飾らぬ本音なのでしょうね。

さらにここには走ることのひとつの本質が込められているのかもと考えるようになりました。

頂点を極めた人にすらこう言わしめる何か・・・「人はなぜ走るのか」を考える中で忘れてはならない言葉なのかも知れません。

「完走が最大の目標だった。実現することができて、とても満足している。50年前の(優勝した)喜びと変わらない。」




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プロフィール

激安焼酎

Author:激安焼酎
何となく申し込んだ東京マラソン2014にうっかり当選してしまい、練習しないわけにはいかんと思い走り始めたのが13年年末。

その東京マラソンを何とか完走・・・そして同時に走る快楽にハマり本格的にランニングを開始。

そして楽しく走りつつも走ることに対していろんなことを思う日々・・・ここでは走りそのものよりも頭の中に浮かんだことを徒然に残していきたいと考えています。

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